
賃貸契約で騙されないで!
各種不動産会社で賃貸契約を結ぶという時にも、トラブルはつきものです。
初めて一人暮らしを始めるというような若者が不動産会社に入った際には特に、足下を見られて、払う必要が無いお金を払わないといけなくなるケースもあるでしょう。
賃貸契約はまともな不動産会社に頼めば問題ありませんが、全ての不動産会社がそうという訳ではありません。
余計なトラブルを持ち込まないためにも、事前に各種知識を学んで臨む事が重要です。
申し込みは撤回することが出来ます
入居の申し込みをした際に、やはり後から申し込みを撤回したいとなった時、契約を結ぶ前であれば、申し込み撤回をする事は可能です。
不動産会社によっては申し込みを撤回することが出来ないと話をされるケースもありますが、法律上撤回可能ですので、万が一撤回が出来ないと言われた場合は、不動産会社を管轄する当道府県の相談窓口に相談しましょう。
とはいえ、申し込みの撤回をする事は迷惑になるということに変わりはありません。
早急に撤回の意志を文書で通知し、万が一不動産会社から借り受け確認書などの各種文書に署名をお願いされても、絶対に署名を行わないで下さい。
その署名が契約に繋がり、撤回できない事態に陥れられるケースもあります。
申込金は不要です
賃貸の申し込みをする際に、申込金を支払うように言われるケースがありますが、申込金はあくまで預かり金ですので、支払い義務はありません。
申込金を払わないと契約が出来ないと言う不動産会社は非常に危険ですので、最初から契約を結ばない方が良いでしょう。
申込金として提示される金額は、不動産会社によって異なります。
家賃一ヶ月分が提示される場合など、決して安い金額ではありませんので、無理をして支払いする必要はありません。
もちろんこちらは要相談となりますので、支払いたくない場合は、支払いを拒みましょう。
申込金は返金してもらえます
申込金はあくまで預かり金ですので、必ず返金をされるべきお金です。
ですが、申込金を返金しない悪質な業者も多く、トラブルに繋がるケースも少なくありません。
万が一申込金を返金してもらえないという場合は、宅地建物取引業法施行規則違反となりますので、各種相談窓口に相談し、必要に応じて消費者センターにも連絡を入れましょう。
こうした預かり金を請求すること自体を行わないよう、各自治体において指導が行われていますので、不動産会社側もトラブルにしたくないところがほとんどです。
悪質な業者の場合は申込金は頑なに返金しない姿勢を見せますが、必ず返してもらえる事はもちろん、そもそもそうしたトラブルが起きないように、最初から支払わない方が賢明でしょう。