
戸建てやマンションの購入の際にトラブル続出?
一戸建てやマンションなど、不動産を購入する方は少なくありません。
計画的に貯蓄を行い、晴れて念願のマイホームを購入するという方も多いでしょう。
そんな生涯の財産ともなるべき不動産の購入をする際ですが、実は油断をしていると、トラブルに巻き込まれるケースが相次いでいます。
中には詐欺のようなトラブルが発生するケースも多発していますので、不動産購入の際には、このようなポイントを抑えることが大切です。
現物を確認をきちんと行う
ネットショップが充実していることもあり、近年では、ネット上で不動産購入を出来るケースも増加傾向にあります。
非常に便利ではありますが、不動産に関して購入を行う際には、自分の目できちんと現物を確認してからで無いと、手軽にショッピングは危険です。
いわゆる詐欺グループの中には、ネット上で適当な不動産の写真を載せ、販売情報のみを載せ、契約が終了した段階で実際に教えられた住所に行ったら、家なんて無かったというケースも少なくありません。
嘘のような本当の話ですので、こうした詐欺に巻き込まれないためにも現物をきちんと確認した上で、不動産契約を行いましょう。
土地登記の確認は欠かせません
不動産を購入する際には、その建物の土地登記の確認をする事も重要です。
その土地が本当に手放されている物なのか、転売をされている物なのかを確認しておかないと、後から土地代のみを請求されたり、各種トラブルに繋がるケースが多いでしょう。
悪気が無くともこうしたトラブルが発生するというケースは実は少なくありません。
個人間でのやり取りの場合は特に、地主では無く土地を借りて家だけを建てていたという借地権者であったということを知らず、住人が不動産を売却し、新しく不動産を購入した人に、地代などの支払い義務が発生するという場合も多いのです。また土地を借りる権利の種類にもさまざまなものがあります。
旧借地法は、地主の急な更新拒絶などが認められにくい借地権者が比較的守られる法律になっていますが、新法では更新ができない定期借地権という契約も有り、場合によっては借地権者の意向とずれる契約になってしまう可能性もあります。不動産の土地登記の確認は徹底して行いましょう。
建物登記の確認も忘れずに
建物登記の関係でトラブルに繋がるケースも多い為、契約の際には十分注意が必要です。
個人間でのやり取りの場合は特に、建物登記を新しい家主に変えることを忘れ、前の家主のまま権利が変わって居らず、泣く泣く手放す事態になったというケースも多いでしょう。
建物登記にしても土地登記にしろ、法律上において登記と言う存在は非常に厄介な代物で、実際にお金を払って契約などをしていても、突然全てを奪われる可能性があります。
登記はいわゆる、その土地や物件がその人の物であるという証拠となるものですので、忘れずに確認し、後からトラブルが発生しないように努めましょう。