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マンションのキッチンリフォーム注意点

キッチンリフォーム

プランニングは大切

キッチン周りをリフォームするということは、女性なら誰もが考えるところでしょう。
使いやすい台所を目指したいと思うことは、だれでも考えます。
ところが、プランニングを失敗すると、使いやすいどころか使いにくい状態になってしまうこともあるのです。

特に水回りを移動して、広くしたいと考えている場合、本当にできるかどうかという問題が出てきます。
構造によっては段差が生まれたり、工事自体が難しいことが出てくるのです。

位置と配管スペースが障害になる

基本的なこととして、床には配管スペースがとられています。
断熱ということもありますが、基礎から空間を作りそのうえに床が張られているのです。
パイプスペースとも呼びますが、このスペースがあるから給排水ができます。

ここで問題になるのは、排水のほうです。
排水には勾配がつかなければいけません。
水は高いほうに流れることができないため、2%以上の勾配が必要になるのです。

2%とは、1mにつき20mmの高低差があるということになるため、キッチンの水回りを移動させる場合、パイプスペースに余裕がなければ排水できない可能性が出てきます。
この場合どうするのかといえば、床を持ち上げることになり、段差が生まれてしまう可能性があるのです。
リフォームとして考えている場合には、これをアクセントにするなど対策も必要でしょう。

管理規約と構造の変更

マンションの水回りを交換する場合、管理規約にのっとっているかどうかが重要になります。
マンションには必ずありますが、使用可能な建材や設備が明記されていることが多く、適応できないものを取り付けることができません。
たとえば防音ができないような部材は付けることができません。

この管理規約は、更新されていることもあります。
そうなると、大丈夫だと思っていたものが使えないということも出てくるのです。
工事の図面や工程表の提出も必要となりますので、必ず必要な書類を確保しておくことも考えなければいけません。

キッチンのリフォームに関しては、いろいろと障害があったりします。
水回りだけではなく、電気の容量の問題でIH化ができないといったことも想定しておかなければいけません。
こうした構造の変更をするためには、管理組合の許可を必要とする場合もありますので、事前確認が必要です。

もうひとつ、こうした構造を変更すると、電気代などが増加します。
あとから失敗したと思わないように、シミュレーションを繰り返し、本当にこれでいいのか考え進めていくことが失敗しないコツなのです。