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耐震リフォーム業者を選ぶ

耐震

効果のある耐震金具の取り付け

建物の耐震性を高めるということは、非常に重要なことで意味があります。
それだけに、本当にする意味があるのか、どんなことをしなければいけないのか、効果があるのかを知らなければいけません。
特に業者選びに関しては、失敗すれば何ら役に立たない工事になってしまうことになります。

なぜこうしたことが起きるのかといえば、耐震など知らないリフォーム業者がいるという事実が問題になります。
この家は地震が来たら耐えられないという言葉を盾に耐震ということを謡えば、だれでも飛びつきお金になってしまう風潮があったからです。
そこで、耐震金具などを取り付けるだけで、何ら効果もないリフォームが横行したことがありました。

診断には時間がかかる

耐震リフォームを考える場合、耐震診断は時間をかけて行われます。
短時間で耐震性がわかるほど簡単ではなく、診断内容から弱点を割り出し、いったいなにを補強するべきか検討するのには時間がかかるのです。
これは見た目だけの調査ではなく、図面まで使い調査して行きますので、すぐに結論を出すようなところは危険だと考えていいでしょう。

もうひとつ、この家は危ないという言葉をマジックワードにしているような業者は外さなければいけません。
だれが見ても歪んでいたり、屋根が剥がれ落ちているなどということがあるなら別ですが、見た目に問題がなければ、今すぐ危険ということではありません。
こうしたマジックワードを使い、契約をあおっているだけであり、業者としてしっかりした知識もないことを暴露していると考えるべきなのです。

耐震補強は焦らない

耐震補強ということを考えた場合、どこをどうするのかということは、その建物ごとに異なります。
金具を取り付けたから強くなるとは一概に言えないからです。

たとえば、基礎部分に問題がある場合、壁を補強しても意味はありません。
逆に基礎がしっかりしているのに、基礎の補強からしても無意味でしょう。
壁の補強をするとしても、柱を無視すれば耐震性を上げることはできないのです。

部材が傷んでおり、交換しなければいけないこともありますし、逆に金具などを取り付け補強するだけでも強度を引き上げられることもあります。
こうした補強部分は、その建物ごとに考えなければ効果を上げることはできません。

金額として考えると、50万円から200万円以上まで、どこまで工事するのかによって変わります。
壁を補強する場合には、クロスや断熱材を撤去したりすることになるため、リフォームと同時に行うなど、効率化を進めたほうが安上がりになるでしょう。
自治体の中には助成金や補助金が出ることもありますので、焦らずに検討していくことが重要です。