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リノベーションのメリットとデメリット

リノベーションをした家

リノベーションとは

近年注目されているリノベーションですが、リフォームとの違いをわかっていない人も多いです。
リフォームは原状回復の意味合いが強く、老朽化している部分や破損している部分を新しくしたり修理したりすることです。
そのため、マイナスの状態をゼロの状態である新築状態に戻すために行われる作業になります。

それに対してリノベーションは革新や刷新という意味があります。
そのため、マイナスからゼロにするだけでなくプラスにするような作業をするのが一般的です。
最新のシステムキッチンや浴室システムを導入したり、耐震補強をしたりと今ある物件を生かしつつも中身を最新にする作業が行われます。

今ある物件を最大限利用して新築物件では作ることのできないようなオリジナリティのある物件ができるとして人気を集めています。
とは言え、リノベーション物件にもメリットとデメリットがあることを理解した上で工事をすることが重要です。

リノベーションのメリット

リノベーションのメリットは何よりも新築物件よりもリーズナブルに新しい家を購入できる点です。
新築物件を購入するとなると、土地代と建築費用、引越し費用、税金といった諸経費などが必要となり、かなりの費用が必要となります。

しかし、リノベーションであれば実家があればリノベーション工事費用のみで済みますし、中古物件を購入しての工事だとしても、中古物件は土地代と物件代と込みでの価格のことが多いのでかなり費用が抑えられるという特徴があるのです。
工事内容や既存の物件の状態によっても異なりますが、同等の家に仕上げるにもリーズナブルな場合には新築物件の半額程度で家を手に入れることができる場合がありますし、相場としても2割ほどお得に購入できることが多いです。

また、すでに物件ができているところに工事で手を加えるだけであるために工事期間が短くて済む点も特徴です。
新築物件の場合には、土地を購入して家を建てていくために半年から1年近くかかることがありますが、リノベーションの場合には一ヶ月ほどで住める状態になることも多くあります。

また、環境保全の観点からもメリットが高いです。
すでにある物件に手を加えていくので、資材も最低限のもので済むので切り倒す木の数も少なくて済みます。
家を全壊させるのではなく部分的に壊すので、ゴミの量も抑えられる点からもエコであるといえます。

リノベーションのデメリット

リノベーションのデメリットとして、物件や工事の内容によっては新築よリ費用がかかってしまったり、希望する工事ができなかったりすることがあります。
今ある物件があまりにも老朽化が進んでいると、ほぼ全て工事をする必要があることもありますし、逆に今あるものを残そうとするために工事の難度が上がり費用がかかってしまうことがあるのです。

特に建物が古く耐震工事が必要な場合には工事費用が割高になるケースが多いです。
そのため、少しでも費用を抑えるためには、新建築基準法が適用されている物件にすることが望ましいといえます。