
家を購入する際に考えなければならない住宅ローン
家を購入するときには大きなお金が動きます。
人生の中で最も高い買い物であるともいわれるものであり、一括で購入するという人はほとんどいません。
多くの人は新築や中古、戸建てやマンションなどどのような形であっても家を購入するにあたっては金融機関でローンを組んで購入するものです。
その際、住宅ローンについては金利をしっかりと考える必要があります。
家の購入代金が高額であるために、金利によってもトータルでの支払い金額に大きな変化が出てきます。
そのため、金利は変動金利にするべきなのか固定金利にするべきなのかしっかりと考える必要があるのです。
さらに、最近では様々な金融機関が色々なタイプの住宅ローンを取り扱っています。
銀行によって特色があり、メリットとデメリットとも違いがあります。
そこで、しっかりと自分にあったものを選び取っていくことが重要です。
固定と変動の違い
金利には固定金利と変動金利という2種類がありあます。
さらに、固定金利については当初固定金利と全期間固定金利という違いもあります。
変動金利というのは半年に一度金利が変動するものです。
ただし、借り入れから5年間は返済額が固定されることが一般的です。
メリットとして、その時の金利が反映されるので購入時よりも金利が下がればさらに金利を下げることができます。
しかし、デメリットとして景気が上向いて金利が上昇すれば、支払う金額が増えてしまうというリスクもあります。
また、経済動向によってはローンの借り換えを検討する必要があるので、自分で定期的に金利の変動をチェックして置く必要がある点もデメリットであるといえます。
それに対して固定金利というのは2種類あり少し特徴が異なります。
当初固定金利というのは借り入れてから始めの一定期間では金利を固定することができ、そのあとは変動金利か固定金利かを選ぶことができるものです。
当初固定金利は、固定金利の期間が終わった後、経済動向によってより良い金利を選択することができるというのがメリットです。
また、固定期間中には金利が優遇されるようなプランを設けている金融機関が多いので、低金利で借りられることが多くもあります。
ただし、優遇期間が過ぎた後は金利がかなり高くなることもあります。
特に金利が高くなる場合には、固定期間終了後に別の住宅ローンに変更をする必要があることもあるので注意が必要です。
全期間固定金利というのは、同じタイミングで借り入れを開始すると3種類の中で最も金利が高いのが特徴です。
ただし、借り入れ期間中に一切金利が変わらないことはメリットもあります。
急に経済動向が上向いてしまい金利が急上昇をしても金利が一定なおかげで得をするということもあります。
また、金利が固定されていることで返済計画や収支計画を立てやすいということもメリットです。
このように金利が固定と変動とで色々な違いがあり、それぞれにメリットとデメリットがあります。
自分にあっている金利がどれなのかは、マネープランや家族計画と照らし合わせながら探すことが必要です。
自分たちで決められない場合には、プロの意見を聞きながらベストなものを選びましょう。