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目的別ローンの基礎知識

目的別ローンの基礎知識

金利が違ってくる

生活をしていると、家や車を購入するということも出てきます。
そんなときに現金で購入することができればいいのですが、そうは都合よくいかず、ローンにしたいと思う人が多いでしょう。
このローンには、さまざまな種類があり、その違いによって金利などが変わってくるのです。

ローンを大別すると、目的別ローンと多目的ローンの二つに分けることができるでしょう。
この二つの違いを簡単に言えば、一定の決められた目的があるかどうかです。
住宅を購入する、車を購入する、教育資金として使うということが前提となっている場合、目的に合わせた商品を選択することができます。

こうした目的別ローンは、その目的ごとに名称がつけられていることが多いといえます。
住宅ローンであったり、マイカーローンであったりというのは、その目的の名前が付けられているものだからです。
その代りに、他の目的に使うことでは借りられません。

この目的別ローンに比べ、多目的ローンは特定の目的が定められていないのです。
使用用途が限定されていないため、フリーローンと呼ばれることもあるでしょう。
貸金業者が融資している商品のほとんどは、こうしたフリーローンであるといえます。

目的にあっているかどうかの審査がある

目的別ローンの場合、本当にその目的で利用するのか、証明しなければいけません。
目的以外に使わないように、支払先に直接入金したりするのも、特徴といえるでしょう。
もちろん、いったん渡されることもありますが、契約に反することをすると、一括で返済を求められることも出てきますので注意しなければいけません。

目的がはっきりしているため、いくら必要なのかもわかっているはずです。
融資先に対しても、売買契約書や購入予定の見積書を提示する必要があります。
こうした書類がそろわなければ、融資を受けることができないのも目的別ローンの特徴といえるでしょう。

総量規制外の借り入れ

目的別ローンの場合、どんなものに使うのかわかっているため、金利を抑えた設定になっていることもあります。
その代り審査に日数が必要になるときもあり、ある程度時間を見て行動しなければいけないでしょう。
収入と支出とのバランスを見て、融資を考えるため、厳しい審査結果が待っているときもあるのです。

目的別ローンの場合、総量規制の制限を受けないということも特徴といえるでしょう。
年収の1/3に限定すると、家や車というものは、だれもが手にできる可能性を失ってしまうことになります。
そこで、こうした目的別ローンは、総量規制の対象外とされているのです。
だからといって、審査がなくなったりするわけではありませんし、かなり厳しく審査されることもありますので、借りられないこともあるということは忘れないようにしなければいけません。